1997年の開場から11年目を迎えた世田谷パブリックシアター。今年から野村萬斎の芸術監督が2期目に入り、またオープン時から制作部長を務めた高萩宏をはじめとする制作スタッフの半数が入れ替わったこともあり、新体制で次なる10年へのスタートを迎えた。その最初の年となる2008年度のプログラム説明会が5月に行われた。
伝統芸能を自然とともに楽しむ「目白シンラート2008~椿山(つばきやま)篝火(かがり)舞台」(椿山荘(ちんざんそう)主催、毎日新聞社共催)が30日、東京都文京区の椿山荘で始まった。雨天のため、満開の桜を背景にした庭園の特設水上舞台ではなく、ろうそくをともした室内の舞台が使われた。 能楽師の桜間右陣さんが花の精が舞う新作能「椿」を披露し、狂言師の野村萬斎さんは山伏がフクロウに取り付かれた男を追い払おうとする「梟(ふくろ)山伏」を演じた。 「シンラート」は森羅万象と芸術(アート)を組み合わせた造語。31日には琵琶の共演、4月2日は東儀秀樹さんによる雅楽の演奏がある。【三木幸治】 2008年3月30日